妙音成道平家伝承会の理念
平家琵琶は、古来より盲人の琵琶法師によって『平家物語』を語るために用いられ、 その音と語りは、戦乱に散った者たちの魂を慰め、祈りと鎮魂の象徴として受け継がれてきました。
妙音成道平家伝承会は、 平家琵琶によって安徳天皇および平家一門、ならびに源平合戦の物故者の供養と鎮魂を行い、その祈りをもって国家安穏・五穀豊穣・一切衆生の息災平和を願うものです。
琵琶を奏で、声を発することそのものが仏の教えを体現する「妙音成仏(みょうおんじょうぶつ)」の道であり、 琵琶法師としての修行を通じて人格的完成と心の成道(じょうどう)を目指します。

活動主旨要約
1.平家琵琶による供養と奉納演奏
安徳天皇御忌の時期に合わせ平家琵琶奉納演奏を行い、平家一門および源平両家の御霊を弔います。 また、源平ゆかりの地や歴史的行事など、縁ある場所にて供養のための演奏奉納を行います。


2.名古屋盲人伝承「八句」の保存と継承
現存する名古屋伝承『平家正節(まぶし)』の八句(鱸・竹生島詣・那須与市・生食・宇治川・卒都婆流・横笛・紅葉)を中心に、 その正統な演奏法・語り口・精神を次代へと伝えます。 また、伝承されていない句の復元・再構成にも取り組み、 平家琵琶の全体像を未来へとつなげていきます。
3.教育・普及・伝承者の育成
平家琵琶の演奏技術のみならず『平家物語』に込められた仏教・神道・日本の伝統思想・精神文化を学び、 その教えを一般の方々にも広く説き伝えます。 伝承会では、正会員(伝承者)、準会員(学習者)、賛助会員(支援者)を設け、 学びと実践を共有しながら平家琵琶の保存と精神的継承に努めています。


4.祈りと芸の一体化
平家琵琶の音は、単なる音楽ではなく「祈りの言葉」であり、 奏でることそのものが供養の行為であり、修行の道でもあります。 伝承会では、芸道と信仰の両面から「琵琶法師の道」を再興し、 その美と祈りを現代に生かす活動を続けています。

結び
〜妙音に導かれ、祈りを未来へ〜
かつて壇ノ浦に沈んだ声なき祈りを、
今、平家琵琶の音色とともに甦らせ、
安徳天皇・平家一門・源平両家の魂に安らぎを、
そしてすべての人々に平安と和の心を――。
妙音成道平家伝承会は、
この祈りと芸をもって、未来へと法灯をつないでまいります。
役員紹介
会長
髙橋 弘圓 たかはし こうえん

十七歳の時、真言宗の僧侶になろうと決意し一般の家庭から京都 種智院大学に入学。平成六年に中山寺長老(故)今井圓明猊下の弟子となり得度。平成八年から九年にかけて大覚寺、仁和寺で四度加行を二度修行し声明を習う。
仁和寺で伝法灌頂に入壇。平成十一年に広島県 宮島弥山で虚空蔵菩薩求聞持法を修行。同年、和歌山県 根来寺にて西院流圓祐方一流を授かる。その他、三宝院流・忍辱山流を伝受。平成十七年に神戸市万代山大日寺へ入山。
令和二年に平家琵琶習得のため、甲斐元薫師に入門し現在に至る。
顧問
甲斐 元薫 かい もとしげ

昭和四十四年より菊友帆要輔師に箏、三弦、胡弓の手ほどきを受ける。昭和六十一年に名古屋の(故)横井みつゑ師に師事し吉沢流胡弓・箏・三弦を習う。この時、平家琵琶の今井勉氏が同門におり、その縁で昭和六十三年から約十七年間、平家琵琶を教授される。その他、各種の伝統芸能、茶道諸流を全国の師を巡り教授され習得する。
平成元年より国際交流基金、草の根交流民間外交等その他団体の協力でアメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア・東アジア・中東・日本の各地域で演奏会等を行う。平成二十四年に浄土真宗本願寺派にて釋明敬の法名を授かり仏門に入る。現在、大阪府箕面市を拠点に茶道、諸芸能の講師など活動多数。
沿革
2025年
4月1日 妙音成道平家伝承会 発足
4月1日 妙音成道平家伝承会 発足
2025年
4月1日 妙音成道平家伝承会 発足
4月1日 妙音成道平家伝承会 発足